ふだん何気なく使っているトイレですが、画像のような広いトイレに手洗い場がにあると便利ですし憧れますよね。
来客があった際にも、トイレ内に手洗い場があると使う側としてもうれしいです。
しかし、
『うちにはそんな広いスペースがないから無理…』
とあきらめてしまっている方の声も聞こえてきそうなのですが、狭いトイレスペースにも比較的簡単に手洗い場を設置することが可能です。
もくじ
タンク付きトイレなら簡単にDIYが可能!
手洗い場を設置するにあたって、あたり前ですが水を出すための【給水管】と、水を捨てる【排水管】が必要になります。
【給水管】はトイレ脇にあり簡単に分岐することができますが、【排水管】に関してはトイレの真下にあり、分岐するのが難しいうえに、トイレの排水管を触るのは少し抵抗がありますよね……
しかし、トイレの背面にタンクのあるタイプの便器だと、タンク内に貯めすぎた水を逃がすための【排水管】があらかじめ付いています。
これを利用することで、簡単に手洗い場を設置できます。
- 【給水管】と【排水管】が必要
- 給水管は簡単、排水管は難しい
- タンク内に【排水管】がある
- それを使い簡単に手洗い場を設置する
1. タンク上部の手洗い器を活用
いちばん簡単にできるのは、タンク上部に最初から手洗い器がついているタイプ。
そのままだと味気ないですが、手洗い器が出るように切り抜いた天板を壁に取り付け、布でタンク部分を隠すと
タンクレストイレ風 & 独立した手洗い器があるようなトイレに変化します。
とても手軽にできるのはいいですが、手洗い器の形状がもともとの便器の形状に左右されるため、デザインを選べない、手洗い器が小さい、トイレの水を流さないと水が流れないなどのデメリットもあります。
- 天板と布の準備だけでできる
- 給水管の分岐がいらない
- かんたん!
- デザインを選べない
- 手洗い器が小さい
- トイレを流さないと水が出ない
2. 好みの手洗器・水栓(蛇口)を取り付ける
DIYするからには、自分好みの手洗い器や蛇口を取り付けたいですよね。
上の画像は実際にDIYしたトイレの様子です。
ぼくは手をジャブジャブ洗いたいので、大き目の手洗器と、濡れた手で触らなくていいようにセンサー付きのオート水栓を選びました。
やはり自分好みにできるのはもちろんですが、トイレを流さなくても水道が出せるようになるのがメリットとして大きいかとおもいます。
タンク部分を隠してタンクレス風にしたかったのですが、タンク上部に着座センサーがあって隠すことができないため上記のような感じに落ち着きました。
- 自分好みのデザインのものにできる
- トイレを流さなくても水を出せる
- センサー付きの自動水栓にもできる
準備するもの
今回やるトイレのDIYですが、水道を触ったりするので難しいかと思いがちですが、ポイントを抑えながらやれば比較的かんたんにやることができるので安心して下さい。
準備するものも、少し大きめのホームセンターに行けば揃えられるものだけでできるので、ぜひ挑戦してみましょう!
下の商品のように、本来別々に買う必要のある、【手洗器】【水栓】【排水栓】の3点がセットになっているので、準備するものが少なく済むのでオススメです。
手洗器、手洗ボウル
清潔感のあるスタンダードな白い陶器から、焼き物のオシャレでモダンな焼き物の器まで様々なデザインがあります。
水を受ける器なので、可能な限り大きいものを選びたいところです。
しかし、トイレに座った際に邪魔にならないサイズにする点と、トイレのタンク上部に排水するため、あまり大きすぎると排水の穴とタンクの位置が合わなくなる点に注意し、サイズをきちんと測って購入しましょう。
排水栓付きの物を選ぶと間違いがなく迷ってしまいそうな方にはオススメです。
水栓(蛇口)
ひとくちに水栓といっても様々ありますが、デザインのほか、ハンドルをひねって出すのか、手をかざして自動で出るものもあるので、用途に合ったものをチョイスしましょう。
排水栓
手洗器に付属している場合もありますが、別に用意する必要がある場合もあるので、確認して準備しましょう。手洗器の排水する穴に付ける部品で、小物を落としても落ちなくするものや、押すと閉じて水を貯めておけるものなどあります。
棚板
手洗器や水栓を取り付けるための台になる板です。
水がかかる可能性があるので、腐食の心配のない防水樹脂加工されたものや、木製でない樹脂製の板を使用しましょう。
こちらも手洗器同様に、大き過ぎてもトイレに座った際に邪魔になる、小さ過ぎると手を洗う時に遠くなる上に、小さい手洗器しか置けない。タンク上部と手洗器の排水の位置が合わないなどの問題が出てくるので、サイズを測る際は注意が必要です。
下記の商品ですと1mm単位でのサイズオーダーが可能で、サイズを測るだけで加工が必要ないうえに、全面に防水のメラミン加工がされて納品されるので、水回りにオススメの棚板です。
棚受け
棚板を壁に固定するための金具です。手洗器は陶器製の物が多く重量もあるため、余裕を持った耐荷重の物を選択しましょう。
下記のもので耐荷重が60kgなので、2つで棚板を取り付けると120kgに耐えられる計算になります。
下地探し、下地センサー
壁の中にある下地(柱や間柱)を探すための道具で棚受を壁につける際に使用します。
針で刺すタイプとセンサーで壁に傷つけずに探すタイプの物があり、棚を付けたり、天井や壁にロールスクリーンをつける時など、DIYをやっていると意外と出番の多い道具になるので、持っていて損は無い道具のひとつです。
自分は、センサーの方で大体の位置を確認し、ビスを打つ前に針の方で最終確認するというような使い分けで両方使います。
片ナットチーズ
食べ物ではなく、トイレの既存の給水管から分岐する為の『T』字の部品になります。名前の由来を調べると『T字』がなまって『チーズ』になったようです(笑)
フレキパイプ
チーズで分岐した給水管を水栓に繋ぐ配管です。名前の通りフレキシブルに曲がるので、給水管から水栓までの距離を測り、少し長めのものを用意します。
ホールソー
天板に水栓と手洗器を取り付けるための穴をあけるのに使います。ドリルではあけれない大きな穴をあけられます。複数のサイズをあけられるものを買っておくと様々なDIYにも活用できます。
インパクト
インパクトドライバーはDIYに欠かせない道具になるので、持っていない方は用意しましょう。
トルクが『120N』前後のものが、何をするにも使い勝手が良く、パワー不足を感じないのでオススメです。
マキタや日立製が1番信頼出来ますが少々高価なので、自分はコスパの良いリョービ製の物を愛用しています。
水平器(水準器、レベル)
棚板と左右の棚受けが水平になっているか確認するのに使用します。
これが無くても、左右の棚受けの床からの高さを同じにすれば水平の確認は取れますが、ひと目で確認出来るのと、こちらもDIYで使用頻度の高い道具になるので、持っていて損は無い道具のひとつです。
個人的にマグネットが付いているものがオススメです。
モンキーレンチ
配管のナットを緩めたり締めたりするのに使います。水道まわりのナットのサイズは様々なので、スパナでなく調整のきくモンキーレンチがあると便利です。
シリコンシーラント & コーキングガン
排水栓の周辺など、絶対に水漏れしたくない場所などに合わせて使います。
あると便利なもの
そのほか、水道管を分岐させる際に多少床が濡れてしまったりするので、バケツを下において水を受けたり、ぞうきんなどがあると良いです。結束バンドは、タンク内の給水ホースを留めておくのに使いました。
- 小さいバケツ
- ぞうきん
- 結束バンド
いざDIY!
準備するものをひと通りそろえたら、早速作業に移りましょう。
水道の止水栓を閉める
まず最初に、作業中に水が出てきたら大変なので止水栓で水を止めておきましょう。
壁や床から水道管が出てきていると思いますが、出てきてすぐのところにあるのが止水栓です。
ハンドルがついていて手で締めれるタイプもありますが、下の画像のようなタイプの止水栓は、マイナスドライバーで締めると水を止めることができます。
タンクのふたと給水ホースを外す
トイレのタンク上部のふたを外し、手洗用 &タンク給水用のホースを外します。
ふたが乗っているだけのもの、ビスで止まっているもの、陶器製のふたのものなど様々あるので注意して外してください。
うちのトイレは、ふたは乗っているだけで背部のパーツにホースが刺さっていたので、背部のパーツをビス(2か所)を外してから、ホースを抜きました。
タンク上部のふたは、元に戻す日が来るまで使わないので、大切に保管しましょう。
外したホースを固定する
外したホースは、タンク上部の手洗い用とタンク給水用を兼ねていましたが、今回手洗い用の配管は別に分岐してくるので、タンクを給水する為だけのホースになります。
ですので、水を流す操作をした際に邪魔にならない所に結束バンドなどで固定しておきます。ホースが水の中につかるように固定すると流した後のチョロチョロ音がなくなります。
ホースの付け根が下を向いていれば、水が出てもこぼれないのでホースを外しても大丈夫です。
1度止水栓を開放し、浮きを沈めて水を出し、問題なく水が出るかも確認しておきましょう。
※ホースをしばる際は、しばりすぎて水が出なくならないように注意しましょう。
棚板と手洗器、水栓の位置を決める
フタを外したトイレの上に棚板・手洗器・水栓を仮置きし、取り付ける位置を決めていきます。手洗器は奥過ぎると手が洗いにくいので、
・トイレに座った際にぶつからない
・手洗器の排水口がタンク内に入る
以上の点に注意して、出来るだけ手前に取り付けましょう。水栓は上から見ると良くても、下にはトイレがあって干渉してしまう可能性があるので、下からも確認し、干渉しない位置にします。
手洗器に排水栓を取り付ける
手洗器の排水口に排水栓を取り付けますが、排水口をふたつのパッキンでサンドするように取り付けます。
排水口周辺には漏れ防止のため、シリコンシーラントを充填しておくと水漏れの心配がなく安心です。
棚板に手洗器と水栓を取り付ける
まず棚板に取り付けるための穴を空けますが、ホールソーでいきなり穴を空けず、ドリルで下穴を空けてからホールソーを使うとズレずに穴あけができます。
穴をあけたら水栓と手洗器を取り付けますが、手洗器の裏に穴があったので、固定されるように棚板にビスを打ちシリコンを入れてから棚板に手洗器を取り付けました。
棚受けと棚板を取り付ける
トイレ上に設置する手洗器の高さを確認し、その高さに合わせて棚受けを壁に取り付けましょう。
片側の棚受けを壁に付けたら、棚板や角材に水平器を乗せて水平を確認しながら、もう片側の棚受けを壁に取り付けます。
棚受けが付いたら棚板を乗せ、排水栓と水栓の裏側がトイレに干渉すること無く取り付けれるか確認し、裏側からビスで固定します。
※棚受けを付ける場所に、必ず下地(壁の裏側の木材)があるか確認してから取り付けましょう。下地がない場所にビスを打つと、手洗器の重さに耐えきれず、棚板が外れる可能性があります。
給水管にチーズを取り付ける
止水栓をが閉まっている事を確認し①、給水ホースのナットを緩めてを外して②、チーズを間に取り付けます③。
取り付ける際に、パッキンが付いていることを確認し、パッキンに指で水を少しつけてから取り付けます。
②で外した既存のホースをチーズに取り付け④、チーズで分岐された箇所に水栓へ接続するフレキパイプを取り付けます⑤。
給水管と水栓を接続する
チーズで分岐した給水管と、水栓をフレキパイプで接続しますが、この時にもフレキパイプの両端にパッキンが付いているか確認し、少し水をつけてから取り付けます。
フレキパイプは長めのものを使用するので、余る場合は、途中をクランク状や丸く手で曲げたりしながら処理します。
ぼくの場合はセンサー式の自動水栓だったので、下の画像のコントロールボックスに、給水側のフレキパイプと水栓側のホースを接続し、水栓から出ている配線をコントロールボックスの配線に接続しました。
止水栓を開放して水漏れチェック
給水管、チーズ、フレキパイプ周辺など、外したところ、取り付けたところのナットに締め忘れが無いように全て増し締めし、止水栓を開放し水の漏れがないか、全ての接続部分を確認します。
この時に大丈夫でも、じんわり漏れている可能性もあるため、数分後に何度か確認するようにしましょう。
完成!!
水漏れが無く、水栓から問題なく水が出て、キチンと排水されれば完成です!お疲れ様でした!
番外編:小物入れ、掃除用品置き場
余った棚板と下地がない場合に使うプラグ、100均にある棚受け、丁番、マグネキャッチを使ってトイレ脇に小物入れ兼掃除用品置き場を作りました。
意外と隠しておきたい掃除用品置き場にもなりますし、余った材料と安価な部品でできるのでオススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
非接触のセンサータイプのオート水栓にしましたが、感染症対策にも繋がり家族やお客さん、みんなが安心して使えるトイレになりました!
またトイレ掃除の時など、流さなくても使いたいときに使いたい分だけ水を出せるのが、節約にもつながってとても良いです!
細かく手順を追って説明していたらとても長くなってしまいましたが、やっている事はとても簡単ですので、是非チャレンジしてみましょう!
応援しています!それでは!
お買い物でポイント二重取りできるポイ活の話
- 楽天やヤフーショッピングでのお買い物
- 旅行予約サイトでのホテルや旅館の予約
- 格安シムへの乗り換え
- 楽天カードなどのクレジットカード発行 など
上記のサービスを利用したことがあるかたは多いかと思います。
よく利用している、さいきん乗り換えたばかり、クレジットカード作ったばかりの方で
モッピーを知らないというかたはとても損している確率が高いです。
これから先ほど列挙したサービスの利用を考えている方や、これからも使っていく予定があるかたは今からでも間に合いますので、興味があったら最後まで読んでみてください!
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