バッテリーキルスイッチの取付

NV350キャラバン

キャラバンのバッテリー上がり・盗難対策!キルスイッチ取り付け方法【簡単DIY】#003

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こんにちはりょっくんです(・∀・)



前回の記事では、セカンドシートのリクライニング加工を紹介しましたが、

今回は、キャラバンのバッテリーにキルスイッチを取り付ける方法をご紹介します。



キャラバンをはじめ、ハイエースやキャンピングカーは、車中泊やキャンプなどのアウトドアレジャーに最適な車です。

しかし、週末の車中泊やキャンプの時に乗るだけで、毎日乗らない期間が増えてくると以下のようなリスクが増えてしまいます。

乗らないと上がるリスク
  • バッテリー上がりのリスクが高くなる
  • バッテリー寿命の低下
  • 盗難のターゲットになりやすい


これは毎日乗ることができないオーナーにとって深刻な問題です。

しかし、これらの問題は「キルスイッチ」を取り付けることで簡単に解決できます。


このブログ記事では、

バッテリーにキルスイッチを取り付ける方法を写真付きで詳しく解説しているので、

DIY初心者の方でも安心してチャレンジすることができます。


取り付け時間も30分程度で、車検対応かつDIYで簡単にできるので、ぜひ参考にしてみてください。

愛車を安全に守るために、ぜひキルスイッチを取り付けましょう!

この記事でわかること
  • キルスイッチを取り付けるメリットとデメリット
  • キルスイッチの種類と選び方
  • キルスイッチの取り付け方法
  • キルスイッチの効果


1.キルスイッチとは


キルスイッチは、バッテリーのマイナス端子と車体との接続を遮断するスイッチです。

ねじを締めておくと通常どおり通電し、

ねじを緩めると、内部で端子と端子が離れて電気が流れなくなる仕組みになっています。

バッテリーへの電流供給を遮断することで、バッテリー上がりや盗難を防ぐことができます。

2.キルスイッチを付けるメリット


キルスイッチを取り付け、手軽にバッテリーを遮断できることで以下のような様々なメリットがあります。

メリット
  • バッテリー上がりを防げる
  • バッテリーの寿命が延びる
  • 車両の盗難を防げる
  • 電装系DIYを安全に行える

 

2- 1.バッテリー上がりを防げる

バッテリーのあがった車

車に乗っていないときでも、カーナビや時計、セキュリティシステムなど

常に微量の電流が流れているため、エンジンをかけない期間が長くなるとバッテリー上がりが発生します。


キルスイッチを付けることで、これらの電流を手軽に遮断でき、バッテリー上がりを防ぐことができます。

2- 2.バッテリーの寿命が延びる

充電器と車

自動車のバッテリーは、充電と放電を繰り返すことで劣化していきます。

また、放電から充電までの時間が空くとより劣化が進んでしまうため、

手軽に電流を遮断できることで、バッテリーの放電を抑えることができ、バッテリーの寿命を延ばすことができます。

2- 3.車両の盗難を防げる

車両荒らしする泥棒

最近の車の盗難は、キーレスエントリーシステムを悪用し車のカギを開け、エンジンをかけて盗み去る手口がほとんどと言われています。

ですが、手軽に電流を遮断できることで、以下のように2重で車両の盗難を防ぐことができます。

2重の盗難防止
  • バッテリーの電気が必要なキーレスエントリーでは鍵が開かない。
  • 窓を割ったりピッキングで車内に入れてもエンジンの始動ができない。


2- 4.電装系DIYを安全に行える

作業員

車をいじる際には、ショートや感電のリスクをなくすためにバッテリーのマイナス端子をはずして行います。

工具を使うことなく、ねじの操作だけでバッテリーからの電流を遮断できるので、カーナビや電装関係のDIYをする方にも合わせてオススメできます。

ぼくはこのためにキルスイッチをキャラバンに付けました。

3.キルスイッチを使用するデメリット


キルスイッチを取り付けるメリットは様々ありますが、キルスイッチで電流を遮断すると以下のようなデメリットもあります。

3-1.純正のセキュリティが作動しない

拡声器

純正のセキュリティシステムがついている車は、盗難を検知して警報を鳴らす仕組みで、バッテリーから電流供給されています。

キルスイッチで電流を遮断している間は、純正のセキュリティシステムは無効になります。

しかし遮断している間は、キーレスエントリーでカギが開けられないうえ、エンジンもかけられなくなるため、防犯性が低くなることはないでしょう。

3-2.カーナビや時計の設定がリセットされる

飛んでいく時計

カーナビや時計は、バッテリー電流が遮断されると設定がリセットされる場合がありますが、再設定はすぐにできるので気にしなくてもよいでしょう。

最近のカーナビはメモリに電気を使用しないものもあり、全く影響のない場合もあります。


また、設定が初期化されてもデータは消えることはないので、

気になる方はカーナビの説明書に目を通してからキルスイッチを操作するようにしましょう。


4.キルスイッチの種類と選び方

4- 1.キルスイッチの種類


キルスイッチはバッテリーのサイズによってB端子用とD端子用があります。

同じ車種でもグレードによっても変わるので、自車のバッテリーをよく確認して

マイナス端子の形状にあったキルスイッチを準備する必要があります。


  • B端子:一般的な乗用車や軽自動車に多く採用されている端子
  • C端子:寒冷地仕様車や大型車、トラックなどに多く採用されている端子


4- 2.バッテリーサイズの確認とキルスイッチの選び方

バッテリーのサイズ表記の場所


まず、バッテリーのサイズは前や上部に記載されてあるので確認します。

40B19R、60B24R、80D23L、105D31R など

数字の前後はありますが、数字とアルファベットが並んだサイズがかいてあります。

60B24R、105D31R


上の赤文字の部分の、数字と数字の間のアルファベットが、キルスイッチを購入する際に必要になるのでチェックしておきましょう。

POINT
  • バッテリーの前や上部に記載のサイズを確認
  • 数字と数字の間のアルファベットを確認
  • サイズに合ったキルスイッチを購入



5.準備するもの

5-1.端子のサイズに合ったキルスイッチ


キルスイッチは、バッテリーのマイナス端子とマイナスケーブル間に接続し、電流を流したり、遮断したり簡単に切り替えできるスイッチです。

前項で説明したように、バッテリーのサイズや車種に合わせて、適切なキルスイッチを選びましょう

ぼくのキャラバンは、ディーゼル車なのでD端子をチョイスしました。

キャラバンの場合
  • ガソリン車:グレードによりB端子・D端子どちらもあり
  • ディーゼル車:D端子のみ


5-2.メガネレンチ、ソケットレンチなど


バッテリーのマイナス端子を外したり、キルスイッチを取り付ける際に使用します。

今回の作業は、六角ボルトの取り外しと締め付けだけでできるので、それに使用する工具を準備しましょう。

6.キルスイッチの取り付け方法

6-1.助手席下のロックを外す

助手席下のロック①
助手席下のロック②


キャラバンのエンジンやバッテリーは助手席下にあるので、アクセスしていきます。

助手席下の左右にある、赤○部分のロック2か所を外していきます。

助手席が跳ね上がるので、助手席の前と後ろの物や、シガーソケットの配線などは外してよけておきましょう。

6-2.助手席を跳ね上げて固定する

助手席下のレバー
シートベルト下のロック


助手席を跳ね上げるには、助手席の下にあるレバーを持ち上げて起こします。

助手席が跳ね上がったら、シートベルト下にあるロックに、助手席脇にある白いピンをひっかけてシートが落ちてこないように固定します。

これでエンジンルームやバッテリーにアクセスできるようになります。

6-3.マイナスのケーブルを外して端子にキルスイッチを取り付ける

キルスイッチ


バッテリーに接続されているマイナスのケーブルを外し、

キルスイッチのボルトがついている方を、バッテリーのマイナス端子に接続します。


先ほど外したマイナスケーブルは、キルスイッチの端子の形をした方に取り付けます。

ここでは、ボルトはまだ締め付けずに仮止めだけにしておきましょう。

6-4.キルスイッチとケーブルの位置合わせと確認

取り付けられたキルスイッチ



赤丸部分の黒いカバーが出っ張っているので、エンジンルームを閉める際に干渉しないようにしましょう。

マイナスケーブルの取り回しにあまり余裕がないうえに、出っ張りなどもあるため、画像のように取り付けるのがベストでした。

位置がきまったら、ボルトを締め付け固定します。

6-5.キルスイッチの動作確認

検電テスターで通電確認
検電テスターで遮断確認


検電テスターを使用して、キルスイッチを操作し通電と遮断が切り替わるか確認しました。

問題なく動作の確認ができたので、エンジンルームのカバーを戻して、2か所のロックをしたらこれで作業完了になります。

お疲れ様でした。


検電テスターがなくても、ヘッドライトのON-OFF操作でも手軽に通電と遮断の確認ができるので、やっておきましょう。

7.キルスイッチを取り付けた効果


ナビやオーディオなどの電装系DIYを行う際は、バッテリーのマイナスケーブルを外す必要がありました。

しかしキルスイッチを使用すれば、工具を使用してをケーブルを外さずにねじの操作だけで電流の遮断が可能になり、とても楽に作業できるようになりました。


車にしばらく乗らないときにも、手軽にバッテリーの電流を遮断できてバッテリーの保護、防犯性の向上など、付加価値としてメリットが多いDIYになるのでおすすめです。

効果
  • ねじ操作だけでかんたんにバッテリー電流の遮断
  • 手軽にバッテリーの保護ができる
  • 手軽に盗難防止ができる



8.まとめ


  • 作業前に、車のバッテリーのマイナスを外す
  • キルスイッチを干渉しない取り付け位置に決める
  • キルスイッチ取り付け後は配線をしっかりと固定する


以上のことに注意するだけでキルスイッチの取り付けは、初心者でも簡単なDIYです。

この記事を参考に、ぜひキルスイッチの取り付けを検討してみてはいかがでしょうか。


今回紹介した方法は、車検対応かつDIYで簡単にできるため、ぜひチャレンジしてみてください。



このブログ記事が、あなたのキャラバンライフをより快適なものにするお手伝いになれば幸いです。


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